「肩甲骨はがし」とは | 整骨院で人気の肩甲骨はがしについて

2024年04月17日

長時間同じ姿勢を続けたり、ストレスから筋肉が硬くなったりすると、肩甲骨周りの筋肉が固まり肩こりに悩まされる人が多くいます。

そんな時に整骨院で行われる「肩甲骨はがし」は、肩こりの改善に役立つ可能性があります。今回は、肩甲骨はがしとは何か、どのようなメリット・デメリットがあるのかを解説します。

肩甲骨剥がしとは

肩甲骨はがしは、背中の肩甲骨周辺の筋肉を手技でほぐす整体療法のひとつです。

肩甲骨は背中の上部にある平らな骨で、肩甲上腕関節や肩甲胸郭関節と連動して上肢を動かすのに重要な役割を担っています。

この肩甲骨周りには、多くの筋肉が複雑に絡み合っており、これらの筋肉は、姿勢を維持したり肩を動かしたりする際に収縮と弛緩を繰り返します。

しかし、長時間同じ姿勢を取り続けたり、ストレスから過剰に緊張したりすると、筋肉がうまく弛緩できなくなり、こり固まった状態が続いてしまいます。

肩甲骨はがしでは、肩甲骨周辺の筋肉をグリグリとほぐしたり、肩甲骨を捻ったりしながら固まっている肩甲骨の動きを改善し、筋肉の癖をほぐし、可動域の改善を目指します。

肩甲骨周辺の筋肉が固くなる原因

肩甲骨周辺の筋肉が固くなる原因は次のような要因があります。
・長時間同じ姿勢を取り続けること(デスクワーク、スマホ操作など)
・ストレスによる筋肉の緊張
・寝付きが悪く睡眠不足になること
・運動不足
・加齢による筋肉の衰え
・肩や背中への怪我や手術の影響

肩甲骨周辺の筋肉が固まると、様々な症状が出る可能性があります。
・肩こり
・頭痛
・可動域の低下
・疲労感
・集中力低下
・不眠など

このように、肩甲骨周辺の筋肉が固まることで、慢性的なコリや痛み、疲労感や不眠など様々な症状に繋がると言われています。

整骨院で肩甲骨はがしを受けるメリット・デメリット

〈メリット〉
・専門家の技術で筋肉のコリをしっかりほぐせる
・一時的ではあるが、即効性がある
・痛みの軽減や可動域の改善が期待できる
・ストレッチなどのセルフケアの仕方をアドバイスしてもらえる

〈デメリット〉
・効果は一時的で、根本的な改善には繋がらない
・筋肉を無理にほぐそうとするとかえって痛みが出たりする
・費用がかかる
・状況によっては症状が悪化する場合もある

セルフケアの方法

整骨院での施術と併せて、自分でもセルフケアを心がけることが大切です。

・ストレッチング
・マッサージ
・温熱療法(湿布などで筋肉を温める)
・姿勢の改善
・運動不足の解消
・睡眠を十分に取る

これらを生活習慣のなかに取り入れることで予防したり改善が見込めることがありますので、無理のない範囲でとりいれてみましょう。

まとめ

肩こりに効く可能性のある肩甲骨はがし。しかし、ほんの数回のせじゅつだけでは一時しのぎの対処療法にしかならず、継続的な施術が必要になります。

整骨院での施術を受けながら、日頃のストレッチやマッサージ、生活習慣の改善に取り組むことで、根本からの肩こり改善が期待できるでしょう。