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体を柔らかくする方法は?肩こり・腰痛・猫背を症状別ストレッチでケア

肩こりや腰痛、猫背が長引くと、日常のちょっとした動作までつらく感じてしまうものです。こうした不調の背景には、筋肉や関節の硬さが関わっている場合があります。

この記事では、体を柔らかくする方法として、肩こり・腰痛・猫背の不調を和らげる症状別ストレッチをご紹介します。

体が硬いと起こりやすい不調とは?

体が硬い状態は、見た目の問題だけでなく、さまざまな不調の引き金になることがあります。まずは硬さがどのように不調へつながるのかを整理します。

筋肉や関節が硬くなると、血行が滞りやすくなり、体を動かす際の負担が一部の部位に偏りやすくなります。その結果、特定の場所に負担が積み重なり、不調として現れることがあります。

体の硬さが関わりやすい不調には、以下のようなものがあります。

硬くなった筋肉は、その周囲の筋肉や関節をかばうように働くことがあります。かばう状態が続くと、もともと硬かった部位だけでなく、別の部位にも不調が広がっていく場合があります。

ただし、これらの不調の原因は体の硬さだけではありません。筋力の低下や生活習慣なども関わっており、硬さはあくまで原因の一つと考えられます。

気になる症状がある方は、ご自身の不調に近い章から読み進めていただけます。

ストレッチを行うときのポイント

ストレッチの効果を引き出すには、いくつかの基本的なポイントがあります。各症状のストレッチに共通する内容ですので、はじめに確認しておくと安心です。

ストレッチを行うときに意識したいポイントは、以下のとおりです。

  • 呼吸を止めない:息をゆっくり吐きながら伸ばすと、筋肉が伸びやすくなります
  • 反動をつけない:勢いよく伸ばすと防御反応が働き、かえって逆効果になることがあります
  • 痛みを我慢しない:痛気持ちいいと感じる範囲で止めるのが目安です
  • 体が温まってから行う:入浴後など血行が良いタイミングは、筋肉が伸びやすくなります

柔軟性は、数日から1週間ほどで劇的に変わるものではありません。毎日の積み重ねによって、少しずつ高まっていくものと考えられます。

まずは無理のない範囲で、続けやすいかたちから取り入れてみてください。

肩こり・首こりをやわらげるストレッチ

肩こりや首こりは、デスクワークなど同じ姿勢を続けることで、首や肩の筋肉が緊張して起こりやすくなります。

首から肩甲骨にかけてのこわばりに加え、血行不良や冷え、ストレスなども関わると考えられます。ここでは、肩や首まわりをやわらげる3つのストレッチをご紹介します。

首まわりをほぐすストレッチ

首の側面には、頭を支えながら肩へとつながる筋肉があります。

デスクワークなどで頭が前に出た姿勢が続くと、この筋肉は頭の重みを支えようとして緊張し、硬くこわばっていきます。こわばった状態が続くことで、肩こりや首こりを招きやすくなります。

そこで、緊張をやわらげるために、首すじをやさしく伸ばすストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 椅子に座り、背すじを伸ばす
  2. 左手を頭の右側に軽く添える
  3. 頭を左へゆっくり倒し、右の首すじが伸びるのを感じながら30秒キープする
  4. 反対側も同じように行う
首まわり ストレッチ

手で強く引っ張るのではなく、腕の重みを乗せるイメージで行うのがポイントです。また、肩が上がらないよう、下げたままの姿勢を意識してください。

肩甲骨まわりのストレッチ

肩甲骨のまわりには、腕や肩を動かすための筋肉が何層にも重なっています。

同じ姿勢が続いて肩甲骨をあまり動かさない状態が続くと、これらの筋肉は深い部分から固まり、表面のマッサージだけでは届きにくくなります。固まった状態が続くことで、肩や背中の重さやこりにつながりやすくなります。

そこで、こわばりをほぐすために、肩甲骨そのものを大きく動かすストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 椅子に座り、背すじを伸ばす
  2. 両手の指先を軽く肩に乗せる
  3. ひじで大きな円を描くように、肩を後ろへゆっくり10回ほど回す
  4. 同じように前へも10回ほど回す
肩甲骨まわり ストレッチ

腕だけを動かすのではなく、肩甲骨から動かすように意識して動かすことが大切です。回すときは、大きくゆっくりとした動作を心がけてください。

関連記事:「肩甲骨はがし」とは | 人気の肩甲骨はがしを徹底解説

胸の前側を開くストレッチ

胸の前側には、腕を内側へ引き寄せる筋肉があります。

デスクワークなどで腕を前に出した姿勢が続くと、この筋肉は縮んだまま硬くなり、肩を内側へ引っ張って巻き肩を招きます。巻き肩になると肩や背中の筋肉が引き伸ばされて緊張し、肩こりを助長しやすくなります。

そこで、縮んだ筋肉をゆるめるために、胸の前側を開くストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 椅子に座り、背すじを伸ばす
  2. 腰の後ろで両手の指を組む
  3. 組んだ手を下へ伸ばしながら、左右の肩甲骨を寄せて胸を開く
  4. 胸の前側が伸びるのを感じながら20〜30秒キープする
胸 前側 ストレッチ

胸を開く際に、腰を反らせすぎないよう注意してください。

関連記事:巻き肩とは?原因・セルフチェック・接骨院が教える改善ストレッチを解説

腰痛をやわらげるストレッチ

腰痛は腰そのものの問題だけでなく、股関節や太もも裏の硬さが腰に負担をかけることでも起こりやすくなります。

同じ姿勢を続けることや筋力の低下も関わるため、硬さだけが原因とは限りません。ここでは腰まわりの負担をやわらげる3つのストレッチをご紹介します。

腰まわりのストレッチ

腰には、背骨を支えながら上体を起こしておくための筋肉があります。

長時間同じ姿勢が続いたり、前かがみの動作を繰り返したりすると、この筋肉は緊張したまま硬くなっていきます。硬くこわばった状態が続くことで、腰の重さや痛みにつながりやすくなります。

そこで、緊張をやわらげるために、腰の筋肉をゆるめるストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 両手で両膝を抱える
  3. 膝を胸へ引き寄せる
  4. 腰の筋肉が伸びるのを感じながら20〜30秒キープする
腰まわり ストレッチ

腰を反らせるのではなく、丸めるように伸ばすのがポイントです。なお、強い痛みやしびれが出た場合は、すぐに中止してください。

関連記事:腰痛で眠れない方必見!おすすめの寝方と工夫

股関節まわりのストレッチ

股関節は、上半身と脚をつなぐ大きな関節で、本来は広い範囲を動かせる部分です。

座る時間が長くなって股関節を深く動かさない状態が続くと、まわりの筋肉が硬くなり、動きが小さくなります。すると不足した動きを腰がかばうことになり、腰に負担がかかりやすくなります。

そこで、股関節の動きを取り戻すために、付け根をほぐすストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 床に座り、左右の足の裏を合わせ、かかとを体に引き寄せる
  2. 両手で足先を持ち、背すじを伸ばしながら上体をゆっくり前へ倒す
  3. 股関節の付け根が伸びるのを感じながら20〜30秒キープする
股関節 ストレッチ

反動をつけず、背すじを伸ばしたままの姿勢で行うことを意識してください。

関連記事:股関節の痛み、もしかして放置してる?原因とタイプ別改善ストレッチで快適な毎日を!

太もも裏(ハムストリングス)のストレッチ

太もも裏のハムストリングスは、骨盤の下側とつながっている筋肉です。

この筋肉が硬くなると、骨盤が後ろへ引っ張られて後傾し、腰が丸まった姿勢になります。腰が丸まったまま体を支え続けることで、腰に負担がかかりやすくなります。

そこで、骨盤の傾きを整えるために、太もも裏を伸ばすストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 床に座り、片脚をまっすぐ前へ伸ばす
  2. もう片方の脚は膝を曲げ、足の裏を伸ばした脚の内ももにつける
  3. 伸ばした脚のつま先に向かって、上体をゆっくり倒す
  4. 太もも裏が伸びるのを感じながら20〜30秒キープする
  5. 反対側も同じように行う
太もも ハムストリングス ストレッチ

背中を丸めるのではなく、骨盤から倒すように意識してください。膝は軽く緩めても問題ありません。

関連記事:肉離れで歩けるけど痛い…放置は危険!受診の目安と早く治すコツ

猫背・反り腰など姿勢の崩れを整えるストレッチ

猫背や反り腰は、背骨が描くゆるやかなS字カーブが崩れることで起こりやすくなります。

背中や胸まわりの筋肉のこわばり、骨盤の傾きに加え、筋力の低下や長時間のスマホ姿勢なども関わると考えられます。ここでは姿勢の崩れを整える3つのストレッチをご紹介します。

背中と胸を開くストレッチ

背骨のなかでも背中側にあたる胸椎は、本来ゆるやかに動く部分です。

猫背の姿勢が続くと、この胸椎まわりの筋肉が丸まったまま固まり、背中が伸びにくくなります。固まった状態が続くことで、姿勢が戻りにくくなり、猫背が定着しやすくなります。

そこで、固まった背中をほぐすために、背中と胸をまとめて開くストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 椅子に座り、背すじを伸ばす
  2. 両手を頭の後ろで組む
  3. ひじを開きながら、上体を後ろへ反らせて胸を開く
  4. 胸の前側が伸びるのを感じながら20〜30秒キープする
背中 胸 開く ストレッチ

腰を反らせすぎないように注意し、呼吸を深めながら行ってください。

関連記事:猫背矯正ベルトは意味ない?正しい使い方を知ろう

太もも前側のストレッチ

太もも前側の筋肉は、骨盤の前側とつながっています。

この筋肉が硬くなると、骨盤が前へ引っ張られて前傾し、腰が反った姿勢になります。腰が反ったまま体を支え続けることで、反り腰が起こりやすくなります。

そこで、骨盤の傾きを整えるために、太もも前側を伸ばすストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 壁に片手を添えて、まっすぐ立つ
  2. 片足の甲を持ち、かかとをお尻へ引き寄せる
  3. 太もも前側が伸びるのを感じながら20〜30秒キープする
  4. 反対側も同じように行う
太もも 前側 ストレッチ

腰を反らさず、お腹に軽く力を入れて行うのがポイントです。左右の膝が開かないよう、揃えた状態を意識してください。

なお、バランスに不安がある場合は、壁ではなく椅子にしっかりとつかまって行い、無理をしないようにしてください。

お尻・股関節まわりのストレッチ

お尻には、骨盤を支えて姿勢を安定させる大きな筋肉があります。

座る時間が長くなってこの筋肉が硬くなると、骨盤を支える力のバランスが崩れ、骨盤が傾きやすくなります。骨盤が傾くと、その上に乗る背骨の姿勢も不安定になりやすくなります。

そこで、骨盤を支える力を取り戻すために、お尻と股関節まわりを伸ばすストレッチを行いましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 片方の足首を、反対の膝の上にのせる
  3. 下になっている太ももを両手で抱え、手前へ引き寄せる
  4. お尻が伸びるのを感じながら20〜30秒キープする
  5. 反対側も同じように行う
お尻 股関節 ストレッチ

肩を床につけたまま、反動をつけずにじんわりと伸ばすことを意識してください。

セルフケアで改善しない体の不調はほねごりへご相談ください

ストレッチを続けても改善しない場合や、痛みが強い、長引く、しびれを伴うといった場合は、体の硬さ以外に原因がある可能性があります。

このようなときは自己判断でセルフケアを続けず、一度専門家へ相談することをおすすめします。

ほねごりでは、国家資格を持つプロが一人ひとりの体の状態に合わせた施術を行い、体の硬さや不調の根本にアプローチします。セルフケアでは届きにくい部分への施術を得意としており、主なメニューは以下のとおりです。

  • 肩甲骨はがし:肩甲骨を正しい位置へ導く施術です。セルフケアでは届きにくい、筋肉の深いところにアプローチできます
  • 猫背矯正(姿勢矯正):首・肩・鎖骨・背中・腕・お尻の筋肉など、姿勢に関わる部分をチェックし、一人ひとりに合わせた施術を行います
  • 手技療法(トリガーポイント手技療法):ストレッチなどのセルフケアでは届きにくい、姿勢の崩れや血行不良によって筋肉にできたしこりにアプローチします
  • 鍼灸:細い針とお灸の熱によって、手技では届きにくい深部の筋肉へアプローチする施術です

長引く不調にお悩みの方は、まずはお近くのほねごりでお気軽にご相談ください。

まとめ

体の硬さは、肩こりや首こり、腰痛、猫背や反り腰といった不調の一因になることがあります。また、硬くなった筋肉が周囲をかばうことで、別の部位へ不調が広がる場合もあります。

こうした不調には、症状に合わせたストレッチが役立ちます。呼吸を止めない、反動をつけない、痛みを我慢しない、体が温まってから行うといった基本を押さえ、無理のない範囲で毎日少しずつ続けることが、柔軟性を高めるポイントです。

ただし、ストレッチを続けても改善しない場合や、痛みが強い、長引く、しびれを伴う場合は、硬さ以外の原因が隠れている可能性があります。

ほねごりでは、国家資格を持つプロが体の状態に合わせた施術で、セルフケアでは届きにくい不調の根本にアプローチします。一人で悩まず、まずはお近くのほねごりへお気軽にご相談ください。

この記事の監修者
丸山先生
柔道整復師

丸山 洋生(マルヤマ ヒロキ)

■保有資格名(取得年)
柔道整復師(2016年)

■経歴(簡潔に)
ほねごりが1店舗の時からスタッフとして12年目
現場院長、MGRを経て新人研修担当に
ほねごりYoutubeでも活躍中

■専門分野や得意分野
専門分野:矯正施術
得意分野:姿勢分析、手技療法、骨格矯正

■所属学会・団体
特になし

■監修コメント
「現場経験を活かして皆さんにわかりやすくご説明できるように監修しています。」