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反り腰が招く疲れ・不調とは?原因と今日からできるセルフケア5選

「しっかり休んだはずなのに疲れが抜けない」
「立っているだけで腰が張ってくる」

こうした腰まわりの不調を繰り返していませんか?

実はその背景に、姿勢のクセ、なかでも「反り腰」が隠れていることが少なくありません。

反り腰は骨盤が前に傾き、腰が過度に反った状態を指しますが、見た目の姿勢の問題にとどまらず、筋肉の緊張や血流の低下、呼吸の浅さといった形で全身の疲れやだるさにつながっていくことがあります。

そこで本記事では、反り腰が疲れや不調を招く原因を整理したうえで、今日からご自宅で始められるセルフチェックやストレッチをご紹介します。

反り腰が疲れや不調を招く原因

反り腰とは、骨盤が前に傾き、腰が過度に反った状態を指します。

「姿勢が良く見える」と思われがちですが、実はこの姿勢が体に負担をかけ続け、抜けない疲れやだるさの引き金になっていることがあります。

まずは、反り腰が不調につながる原因を3つの視点から整理してご紹介します。

腰まわりの筋肉が常に緊張して休まらない

骨盤が前に傾いた状態を保とうとすると、背骨に沿って伸びる脊柱起立筋をはじめとした腰まわりの筋肉が常に収縮し続けることになります。

本来であれば、立つ・座るといった動作の合間に筋肉は緊張と弛緩を繰り返すものですが、反り腰の姿勢ではこの緊張状態が抜けきらず、じっとしているときや寝ているときでさえも筋肉が休まりにくくなってしまいます。

筋肉の緊張が常態化すると、疲労が回復する間もなく積み重なっていき、腰の張りとして自覚されるようになり、この状態が長く続くことで、慢性的な腰痛へと移行しやすくなるといわれています。

血流の低下で疲労物質が滞る

腰まわりの筋肉が緊張し続けると、筋肉の内部を通る血管も圧迫され、血流が低下しやすくなります。

血流が滞ると、本来であれば流れて排出されるはずの疲労物質や老廃物が体内に溜まりやすくなり、これが「だるさ」や「重さ」として感じられる不調の一因になると考えられています。

さらに、骨盤が前傾した状態は腰まわりだけでなく下半身全体の血流やリンパの流れにも影響を及ぼします。

特に長時間座りっぱなしのデスクワークや立ち仕事が多い方は、下半身の巡りが滞ることで、むくみや冷えといった症状につながることも少なくありません。

呼吸が浅くなり酸素供給が落ちる

骨盤が前傾すると、それに伴って肋骨が開いて横隔膜がうまく働きにくくなり、呼吸が浅くなってしまうことがあります。

呼吸が浅い状態が続くと、疲れやすさや集中力の低下につながる可能性があると考えられています。

また、浅い呼吸は自律神経のバランスにも影響を及ぼすと考えられており、反り腰による呼吸の浅さが、だるさだけでなく自律神経の乱れという形で全身の不調に関わってくることもあります。

関連記事:【柔道整復師監修】肩甲骨はがしの正しいやり方をプロが解説

あなたは大丈夫?反り腰セルフチェック

反り腰は自分では気づきにくく、「なんとなく腰が疲れやすい」「お腹がぽっこり出てきた気がする」といった程度の自覚しかないまま進んでしまうことも少なくありません。

ご自宅で簡単にできる確認方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

【壁チェック】

かかと・お尻・背中を壁につけてまっすぐ立ち、腰と壁の間にできる隙間に手のひらを差し込んでみましょう。

隙間の大きさによって、次のように反り腰の傾向を確認できます。

隙間の状態判定の目安
手のひらがちょうど入る程度正常の範囲
手のひらを入れても余裕がある反り腰の傾向あり
握りこぶしが入るほど空いている反り腰が強く出ている状態

仰向けに寝た状態でもチェックできるため、腰と床の間にできる隙間に手のひらを差し込んで確認してみましょう。

判定の基準は壁チェックと同様で、立った状態と寝た状態の両方で確認することで、より状態を把握しやすくなります。

関連記事:反り腰を改善するには?原因・セルフチェック・今日からできるストレッチを解説

反り腰の疲れ・不調をやわらげるセルフケア5選

反り腰のケアでは、「硬く縮んでしまった筋肉をゆるめること」と「うまく働けていない筋肉を働かせること」の両面からアプローチすることが大切です。

ご自宅で無理なく取り入れられるセルフケアを5つご紹介します。

腸腰筋を伸ばすストレッチ

腸腰筋(ちょうようきん)は、背骨と太ももの付け根をつなぐ、股関節の前側にある深い筋肉です。

反り腰の状態が続くと、腸腰筋が硬く縮こまり、骨盤を前方へ引っぱり続けてしまうため、このストレッチで腸腰筋をしっかり伸ばし、骨盤が前へ傾く力を和らげることが期待できます。

【腸腰筋ストレッチ】

  1. 片膝立ちになり、反対の足を前に大きく踏み出す(前脚は膝を曲げ、後ろ脚は膝を床につけ、つま先は立てておく)
  2. お腹に軽く力を入れ、骨盤を立てて上半身をまっすぐ起こす
  3. その姿勢のまま腰をゆっくり前へ沈め、後ろ脚の付け根が伸びるのを感じたところで15秒キープする
  4. 左右を入れ替えて同様に行う

腰を反らしながら体を沈めてしまうと、腸腰筋ではなく腰そのものに負担がかかり、ストレッチの効果が半減してしまうため、股関節の付け根から体を動かすイメージを持ち、骨盤を立てた状態をキープしながら行いましょう。

太もも前側のストレッチ

反り腰で骨盤が前に傾くと、太ももの前側の筋肉も一緒に引っぱられて、硬くなりやすくなります。

太ももの前側の筋肉が硬いままだと骨盤の前傾も元に戻りにくくなるため、太もも前側を伸ばして骨盤が前傾した状態を和らげることが大切です。

【太もも前側のストレッチ】

  1. まっすぐ立ち、片足の甲を同じ側の手で持つ
  2. かかとをお尻へ引き寄せ、太もも前側を伸ばす
  3. 骨盤を立てたまま20秒キープする
  4. 反対側も同様に行う

上体が後ろへ反ってしまうと腰に負担がかかるため、腰を反らさないよう注意してください。

ふらつく場合は、壁や椅子に手を添えて体を安定させながら行うとよいでしょう。

お尻をほぐすストレッチ

お尻の筋肉が硬くなると骨盤の動きが制限され、反り腰による負担が抜けにくい状態になるため、お尻の筋肉をじっくりゆるめて骨盤が動きやすい状態を取り戻しましょう。

寝ながら行えるストレッチなので、就寝前の習慣にも取り入れやすいのが特徴です。

  1. 仰向けに寝て両膝を立てる
  2. 片方の足首を反対側の膝の上にのせる
  3. 下側の太ももを両手で抱え、胸のほうへゆっくり引き寄せる
  4. お尻からもも裏の伸びを感じたところで20秒キープし、反対側も行う

呼吸を止めてしまうと体に力が入り、伸びが浅くなるため、自然な呼吸を続けながら、リラックスした状態で行いましょう。

背骨をゆるめるキャット&ドッグ

反り腰の状態では背骨の一部分に負担が集中しやすくなっているため、背骨全体を大きく動かして柔軟性を高めることで、背骨に偏っている負担を分散させましょう。

  1. 四つ這いになり、肩の真下に手、股関節の下に膝をつく
  2. 息を吐きながら背中を丸めて天井へ持ち上げる
  3. 息を吸いながら背中をゆるやかに反らせる
  4. この動きを10回ほどゆっくり繰り返す

腰の一点だけで反らそうとせず、背骨全体をしなやかに波打たせるように動かすことを意識してください。

ドローインで腹筋を働かせる

ドローインとは、呼吸とともにお腹をへこませることで、深部の腹筋を働かせるトレーニングです。

反り腰の方は骨盤を支える役割を持つ腹筋がゆるみやすい傾向にあるため、ドローインで腹筋を働かせ、骨盤を支える筋肉を働かせましょう。

  1. 仰向けに寝て両膝を立てる
  2. 息をゆっくり吐きながらお腹を薄くへこませる
  3. お腹の深い部分に力が入った状態で10秒キープする
  4. 呼吸を止めず、自然に続けながら繰り返す

慣れてきたら、座った状態や立った状態でも取り入れることで、日常生活の中で骨盤を支える感覚が自然と身についていきます。

関連記事:体を柔らかくする方法は?肩こり・腰痛・猫背を症状別ストレッチでケア

反り腰のセルフケアを行うときの注意点

ご紹介したストレッチは、いずれもご自宅で手軽に取り組めるものですが、効果を高め、体に負担をかけずに続けていくためには、次のポイントを意識して行うことが大切です。

  • 痛みが出たら中止する:「気持ちいい」と感じる範囲で行うのが基本で、痛みを我慢して伸ばし続けると、かえって筋肉や関節を痛めてしまうことがあります。
  • 反動をつけない:勢いよく伸ばすのではなく、ゆっくりとした動きで行いましょう。
  • 呼吸を止めない:呼吸を止めると体に余計な力が入り、筋肉が十分にゆるみにくくなります。
  • 回数より継続を優先する:一度に長時間・高回数行うよりも、少しずつでも継続することが反り腰の改善には重要とされています。
  • タイミングを工夫する:体が冷えていると筋肉が硬くなりやすいため、入浴後など体が温まっているときに行うと効果を感じやすくなります。

なお、妊娠中や産後の女性は、ホルモンの影響で骨盤まわりが不安定になりやすい時期です。

この時期に自己判断でストレッチを行うと、かえって体に負担をかけてしまう可能性もあるため、無理をせず、専門家に相談したうえで進めることをおすすめします。

セルフケアを行っても不調を繰り返すときの対処法

ストレッチを続けているのに、しばらくするとまた腰の張りやだるさがぶり返す場合は、根本的な原因がまだ残っている可能性があります。

【主な原因】

姿勢のクセが固定化している骨盤の前傾が習慣として体に染みついていると、ストレッチでその場は筋肉がゆるんでも、デスクワークやヒールなどの日常動作でいつもの姿勢へ引き戻されてしまいます。
深部の筋緊張までは届きにくいセルフケアで届くのは表面に近い筋肉までのことが多く、深部でこり固まった緊張はほぐしきれないケースもあります。

軽度な反り腰であれば、セルフケアの継続で変化する見込みがある一方、長年続いた骨盤の前傾は、セルフケアだけで戻すのが難しいこともあります。

そのような場合は、セルフケアだけでなく接骨院などで専門的な施術を併用していくことが、不調改善への近道になります。

反り腰による不調でお悩みならほねごりにご相談ください

セルフケアを続けても戻ってしまう反り腰は、専門的な視点でご自身の姿勢のクセや原因を見極めることが改善への第一歩です。

ほねごりは、年間延べ75万人以上の施術実績を誇る接骨院グループで、国家資格を持つ経験豊富なスタッフが、筋肉や骨格のバランスに着目し、お悩みの改善をサポートしております。

来院時には独自の「ほねごりスキャン」で骨盤の傾きや姿勢を数値化し、ご自身では気づきにくい姿勢のクセを客観的に把握したうえで、お一人おひとりに合ったプランをご提案させていただきます。

当院では反り腰による不調に対して、主に次のような施術を組み合わせております。

  • 姿勢矯正崩れた姿勢を整え反り腰になりにくい体づくりを目指します。
  • 骨盤矯正前傾した骨盤を本来の位置へ整え腰の反りの根本にアプローチします。
  • 鍼灸深部の筋緊張をゆるめ血流を促し腰の張りをケアします。
  • EMS療法骨盤を支える深部の筋肉に働きかけ姿勢を保つ力を高めます。

セルフケアを続けても腰の張りや疲れが抜けない、不調がすぐに戻ってしまうという方は、一人で抱え込まず、お近くのほねごりへぜひご相談ください。

なお、ほねごり各院(※一部対象外)では反り腰の矯正をサポートするアイテムを販売しております。

ほねごり骨盤ベルト

ほねごり骨盤矯正ベルト

骨盤を適切な位置で支えることで姿勢が安定し、反り腰による腰への負担軽減が期待できます。

ほねごりStyle

ほねごりstyle

正しい座り姿勢へ導くことで骨盤の傾きを整え、反り腰になりにくい姿勢づくりをサポートします。

まとめ

反り腰は、筋肉の緊張・血流の低下・呼吸の浅さが重なり、疲れやだるさ、腰の張りなどの不調を招きやすい姿勢のクセです。

セルフケアを試してもしばらくするとまた不調がぶり返す、腰の張りやだるさが抜けきらないという場合は、骨盤の前傾が姿勢のクセとして固定化し、根本の原因が残っている可能性があります。

そうしたときに頼っていただきたいのが、姿勢と骨盤の両面からアプローチできるほねごりです。国家資格を持つ施術者が、ほねごりスキャンでお一人おひとりの骨盤の傾きや姿勢を数値化したうえで、反り腰の背景にある根本へ働きかけます。

セルフケアを続けても不調を繰り返している方は、まずはお近くのほねごりでお気軽にご相談ください。

この記事の監修者
阿部社長
代表取締役

阿部 公太郎(アベ コウタロウ)

■経歴
昭和57(1982)年9月25日生まれ。神奈川県相模原市出身。
帝京大学卒業後、横浜呉竹医療専門学校(旧校名:呉竹鍼灸柔整専門学校)にて学び、柔道整復師の資格を取得。整形外科での勤務を経て、30歳で独立。
現在は東京・神奈川・埼玉で接骨院・鍼灸院などを展開する「ほねごりグループ」の代表取締役として活躍中。

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■監修コメント
「一人ひとりの心と身体に寄り添い、毎日に笑顔をお届けできるよう、皆さまの健康づくりに役立つ情報を監修しています。」