日常生活のなかで悪い姿勢がクセになってしまうと、見た目はもちろん、心や身体にも悪い影響を及ぼします。
そこで、正しい姿勢の定義や悪い姿勢を続けることで起こりうる弊害について、ほねごりの柔道整復師が詳しく解説します。
あわせて、正しい姿勢を取り戻すために意識するポイントもご紹介するので、姿勢の悪さが気になっているとお悩みの方はぜひ参考にしてください。
正しい姿勢とは?
「正しい姿勢」に対して、医学的な定義はありません。
しかし、一般的には立った状態のときに、次の部分が縦一直線になっていることが理想の姿勢とされています。

また、座っている場合でも背筋がまっすぐに伸ばし、骨盤も前後に傾かず安定している姿勢がよいとされています。
姿勢が悪いことで起こり得る弊害と正しい姿勢を保つことのメリット
姿勢がもたらす影響は、見た目の良し悪しだけではありません。
姿勢が悪いことで起こりうる弊害、正しい姿勢を保つことで得られるメリットをご紹介します。
身体的な影響
姿勢の悪さによって身体に起こる弊害は、次のようなことが挙げられます。
- 肩こり・腰痛・頭痛の原因になる
- 血流の悪化・冷え性・むくみ
- 呼吸機能の低下・息苦しさ
- 内臓機能の低下
- 代謝の低下・太りやすくなる
- 関節の動きが悪くなる・柔軟性低下
一方で、正しい姿勢を保つことで得られるメリットは、以下のとおりです。
- 筋肉や関節への負担軽減
- 血液循環・リンパの流れが良くなる
- 呼吸機能・消化機能の改善
- 身体を動かしやすくなる
- 基礎代謝が上がる
- 健康寿命の延長と不調予防
- 口腔・歯の健康維持
精神的・神経系の影響
姿勢の良し悪しは、身体だけでなく精神面や神経系にも影響を及ぼします。
姿勢が悪いことで起こる代表的な弊害は以下のようなことが挙げられます。
- 集中力・パフォーマンスの低下
- 自律神経の乱れ・疲労感
- 精神的不安・ネガティブ思考
正しい姿勢は、以下のようにさまざまなメリットがあります。
- ポジティブシンキングになる
- ストレス耐性がつく
- 自信・コミュニケーション力の向上
- 集中力やパフォーマンスの向上
その他の健康面への影響
姿勢の悪さは、体の重心バランスが崩れる原因となります。
そのため、転んでしまう回数が増えるなど、運動機能へ支障をきたすケースも少なくありません。
正しい姿勢を作るために意識すべきポイント
「ほねごり」がおすすめする正しい姿勢を作るために意識していただきたいポイントを、シチュエーションごとにご紹介します。
立っているときの姿勢
- 足は拳ひとつ分程度開けて、つま先を自然な向きにする
- 体重は両足に均等にかける
- 顎を引きすぎず、頭頂部を天井から糸で引っ張られるような感覚で伸ばす
- 肩甲骨を軽く寄せる(特に日本人はデフォルト状態が猫背で肩甲骨が開き気味の人が多いため)

座っているときの姿勢
- 椅子に深く腰掛け、骨盤を立てて座る(座骨が座面に当たるように)
- 背もたれには寄りかかりすぎず、背筋を自然に伸ばす
- 頭が骨盤の真上に来るよう意識
- 足裏全体をしっかり床につけ、足首はねじらない
- 長時間同じ姿勢になりすぎないよう、時々背伸びやストレッチを取り入れる

歩いているときの姿勢
- 背筋を伸ばし、顎を軽く引き、視線は遠くをまっすぐ見る
- 肩の力を抜き胸を張る
- 腕は肘を軽く曲げ、脚の動きに合わせて自然に後ろへ引くように振る
- 歩幅は普段よりやや大きめを意識
- 着地はかかとから
まとめ|ほねごりが正しい姿勢になるためのサポートをいたします!
ほねごりでは、猫背や姿勢不良などで悩んでいる方に向けて、姿勢矯正の施術をご提供しております。
施術前には患者様とともにチェックを行い、施術前後の違いを見た目で実感していただくことも可能です。
「一時的じゃなく、正しい姿勢をキープしたい」「姿勢が原因で不調を感じる」といったお悩みのある方は、ぜひお近くのほねごりまでお気軽にご相談ください。
